平松星童

平松星童(ひらまつ せいどう)

本名・平松美之
別名・平松仙吉
1926年(大正15年)4月 – 1987年(昭和62年)2月24日

詩人・俳人の他、劇作家・演出家など文芸面で多彩な活躍を見せた。
1942年に層雲に加わり、1947年には層雲賞を受賞する。
1949年に演劇活動に力を入れるため層雲を去る。
1969年に層雲に復帰した。
層雲での俳人としての活動は意外に短かったが独自の世界観のある俳句を詠んだ。
ロマン派と称されることもある。
句集に「青いスポット―自由律句集」がある。

代表句

・月よりもランプはあかるい母と子
・月夜のふうりん屋がとほる
・なみだふきながららくがきしている

略歴

東京にて出生。
父親を継いで医者になるべく慈恵医大予科に進学するも、文学に興味を持ち慶応大学国文科を出る。
慈恵医大に在学しているときにつみき座を結成するなど、主に演劇活動が主軸となった。
層雲を一時去った後は児童演劇に力を注いだ。
児童劇の代表作品としては「少年の旗」や「したきりすずめ」などがある。
またNHKやTBS等で脚本を書いたこともあった。
演劇界においては平松仙吉で活動した。
心不全のため60歳で逝去。

参考文献